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コラム

木について

木の家ってどうなの?

例えば、目玉焼きをソースで食べる人、塩コショウで食べる人、「いや、私は醤油派だ。」どれも、その人にとっては美味しい食べ方。人それぞれ好みがあると思います。それはある意味、ごく自然な事です。
住まいも同じように、木の家、鉄骨の家、コンクリートの家、どの家も優れた点、イマイチな点と色々な特徴があります。長く住まう家だからこそ、それぞれの個性に合わせて、お好みの家を探すのが一番だと思います。
このページでは、見て頂いた人にホンの少しだけでも「木で作る家を見直してもらいたいな」との思いから色々な木にまつわるお話をします。見てくれた人全ての方のお役に立てれば幸い。感謝です。

自然の木の特長は・・・

木材は、空気中の湿度が高いとき、例えば夏には水分を吸収、逆に冬の湿度が低い、乾燥した季節には水分を放出するという調湿作用をもっています。いわゆる自然エアコンのようなものです。 ですから木材を建物の内装などにたくさん使うと、部屋の中の湿度の変化は小さくなります。

自然の木材と健康の関係

自然の木材は、人の生理面や心理面に良い影響を与えます。
アレルギーなどの病気の原因となるカビ類、ダニ類は、適当な湿度、温度の時に繁殖します。このため、室内を衛生的に保つには、カビやダニにとっての好む湿度、温度環境をつくらないことが重要です。自然木には調湿性がある上、細菌類の繁殖を制御する成分が、特に桧に多く含まれてます。
また、木材を多く使用した空間は、情緒を安定させることも明らかになっています。
これは、自然木には森林浴効果の主な成分といわれている「フィトンチッド」という成分があるからです。
実際に人が自然の木材で造った部屋に入っていると血圧が下がり、脈拍も落ち着くという結果がでています。

ヒノキと檜舞台

人生の晴れ舞台のようなときを「 檜舞台」だなんて聞いたことがあるのではないでしょうか。
それは、昔から 日本の伝統文化 を披露する舞台は、ヒノキの床だったからだそうです。
その理由からか、 「縁起(演技)もよい」ともいったそうです。
写真は、「 厳島神社」見えている舞台の 床はヒノキです。直ぐ下は海水ですが、「ヒノキ」は海水にも強いということからヒノキ材を床として使われているようです。

断熱性に優れた自然の木材

木材は、眼に見えない無数の細かい気泡からなり、そのひとつひとつに熱を伝えにくい適度な空気を含んでいます。これに比べて硬いコンクリートや鉄などは、空気をほとんど含まないため熱を伝えやすくなります。
コンクリート、一般的なフローリング材、自然の木材をそれぞれ床材にして、足の甲の皮膚の温度変化を測定すると、コンクリートがもっとも足が冷え、ついで一般的なフローリング材、もっとも冷えなかったのは自然の木材(無垢の素材)というデータ結果もあります。
また、こんな実験結果もあります。木、金属、コンクリートの家にねずみを飼って、その様子を観察。すると、おもしろい事に、それぞれの家で生まれた子ねずみの20日後の生存率は、外気温が25~26℃の暖かな時期でも、金属の家で42%、コンクリートの家では約7%の小ねずみしか育たず、それに比べ、木の家では、やく88%のねずみが立派に成長したのです。
三つの家で、なぜこんなに差がでたのかというと、一番の大きな理由に「熱の奪われ方」があります。木の熱の伝わり具合は、鉄の200分の1、コンクリートの10分の1以下しかないから、木とからだが触れあっていても子ねずみの体温が奪われにくいう事なのです。

自然の木材は、目にも優しい

過度の紫外線は、私たちの身体に悪い影響を与える事があります。
海や雪山では、この有害な紫外線から目を守るためにサングラスをかけて目を保護します。
木材は、紫外線をよく吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線は含まれていません。目に与える刺激も小さいことから木材は目にやさしい材料なのです。

遮音性に優れた自然の木材

木材は、音を適度に吸収し調整してくれます。音を漏らさずに吸音してくれる木材はプライバシーを守り、また内装に木材を使った部屋は「音がいつまでも響かず適度に反射する」ので音が聞きやすいといわれてます。

木で美しくなる

このデータは、大学の色々な方々の意見をもとに作成しました。興味のある方は、下記をクリックして下さい。

【PDF・約3.6MB】